目次
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はじめに
今日はリクエストで「インターネット上で騙される人への観相師からのポイント、観るべき点等を説く講座を開いて欲しい」というご要望がありましたので、それを題材に観相学を学ぶ第17回をやっていきましょう。
無論、いつも語っているように顔だけで観るものではない、かつ人だけを占断するのだけが観相学だけではありません。
家相や墓相なんかは大幅にオカルトの部分がある上に、ぶっちゃけどうでもいい事が多いですが、ネットはほぼ毎日のように使って、今や僕たちの生活の一部になりつつあり、そこを狙った犯罪の被害は現在相当な数になっています。
そして、ネット上のモノで相手を見抜くなんて「近代観相学」の定義にピッタリと当てはまりますよね。
「私は友達・知人が少ないからそもそも騙される事はありません」とか「僕はひきこもりなんで一生騙されません」という人も僕は全然危ないと考えます。
現代はネット社会ですし、そんな人もスマホやPCを使っているという事ですからねー。
それではインターネットで騙されるというのはどういうケースがあり、どの部分で判断すれば、安全にネット生活を送れるのでしょうか。
実際に僕の相談者さんも結構、ネット詐欺に引っかかってしまった人もかなりいますからね。
一度の記事で全部は網羅出来ないでしょうから、今回はその①という風になります。
今日は仮想通貨詐欺についてまず話します。連続でやるか、また間をあけてやるかは考えてみますね。というわけで本日の項目にいきましょう。
観相学 インターネット編 その①
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- 仮想通貨詐欺って何?
- 仮想通貨詐欺のパターン
- 仮想通貨詐欺に引っかかった実例
- 仮想通貨詐欺を未然に防ぐ
の4項目でいきましょう。よろしくお願いいたします。
1.仮想通貨詐欺って何?
まずは一番引っかかる確率が高いものから話していきましょう。
これはネットだけでなく、人間も実際に関わってくるケースもありますので、近代観相学の題材としてはピッタリですね。
僕の相談者や友人・知人もこの数年でだいぶといかれましたね、正直。
人間が関わるといったのは、自分から検索してサイトにたどり着き、ネットショッピングで買い物してクレジットカード番号や個人情報を抜かれるフィッシング系や、無差別に送られてくるメールをクリックする系などと違い、仮想通貨詐欺はほとんど人媒体で引っかかる人が多かったんです。
おそらくは僕がこの記事を書いている今はビットコインの相場がまた結構あがっているので、今後もまだまだ詐欺もやまないと予想できます。
では、「どういった詐欺なのか?」ですが、警視庁も文章で注意勧告しております。
暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください!とタイトルが書いてあり、
インターネットを通じて電子的に取引される、いわゆる「暗号資産(仮想通貨)」をめぐるトラブルが増加しています。
また、暗号資産(仮想通貨)の交換と関連付けて投資を持ち掛け、トラブルとなるケースが増えています。
改正資金決済法等の施行(平成29年4月)に伴い、暗号資産(仮想通貨)交換業者は金融庁・財務局への登録が義務付けられています。
取引の際には金融庁・財務局に登録された事業者であるか、また、事業者が金融庁・財務局から行政処分を受けているか確認するとともに気を付けるようにしてください。
これは国民生活センターが発表した2018年度までの消費生活相談の概要の図です。どんどん増えているのがわかりますね。
現在はどのくらいの件数になっているかはわかりませんが、やはりビットコインが上がっているという話があると、裏ではそれに乗じて詐欺師が動くのも当然の事ですね。
ポイント
- インターネットを通じて暗号資産(仮想通貨)をめぐるトラブルが増加している
では次の項目です。
2.仮想通貨詐欺のパターン
順番に紹介していきましょう。
ソーシャルメディア ギブアウェイ詐欺
この横文字を聞くと一瞬何かの必殺技のような感じです。
簡単にいうとこれは、Twitter、Facebook、インスタグラム等を使用したものです。もしもあなたが1ビットコインを送ったら、その10倍の金額を送り返すことを約束してくれるのです。
これはあまりにもおいしい話に聞こえますよね?無論これは詐欺です。
最初に自分のお金を送らなければならない詐欺ではないギブアウェイを誰かが主催する可能性は限りなくゼロに近いです。
それゆえ、ソーシャルメディア上では、これらの種類のメッセージを警戒する必要があります。
あなたが知っていて、応援しているアカウントと同じアカウントのように見えるかもしれませんが、これは騙しの手口なんです。
言うまでもなく、これらの詐欺ギブアウェイは無視してください。
もしあなたが本当にそれを行っているアカウントが本物だと確信しているのであれば、プロフィールをよく見てください。
TwitterのハンドルやFacebookのプロフィールが偽物であることにすぐに気づくでしょう。
これがいわゆる、観相学ですよね。
くまなく相手のプロフィールやアカウント名などを調べる、そしてそこで真偽を選別するというまさに近代観相学です。
世界の著名人を利用したソーシャルメディア ギブアウェイ詐欺の例
こちらがあのテスラ社のCEOイーロンマスク氏を利用したソーシャルメディアギブアウェイ詐欺の画像です。
モニタの前で「そんなの引っかかるかよ」と笑っているあなたも要注意です。
はい、そして問題のイーロンマスク氏のツイッターアカウントのスクリーンショットで、
ついでにこちらがビル・ゲイツ氏のツイッターアカウントのスクリーンショット、両方とも観て頂いたらわかると思いますが、きちんと公式マークもついております。
プロフィール、アカウントだけ見抜くのは不可能です。
なぜならこれはハッキングされたのちに、本人のアカウントからツィートされているからです。
なのでドイツのケルン在住の男性が、56万ドル(約6100万円)相当のビットコインを騙し取られています。
ハッカー集団がすごい技術でして、マスク氏やビル・ゲイツ氏以外にもオバマ元大統領、ジェフ・ベゾス氏、アップル(Apple)社、キム・カーダシアンさんといった有名人や企業のツイッター・アカウントを乗っ取って、似たようなギブアウェイ詐欺を投稿しています。
このような事実から、プロフィールやアカウントだけを調べる観相学を用いても、そこを上回ってくる高技術詐欺師集団がいますので、こういった「うまい話」「楽してお金が入る話」なんていうものがまずそもそも存在しないとう「トラストリテラシーの高さ」を持つことが、共に重要になってきます。
正味の話、僕ならばいくら本人の正式なアカウントとわかっても手は出さないです。
「100%ハッキングされているんだろうな」、とツィート見ただけで思うでしょうね。
ポンジスキーム
ポンジスキーム自体は仮想通貨でなくても昔からあるんですが、仮想通貨と相性が抜群で、プランスゴールドなど、仮想通貨を使ったポンジスキームが大流行しています。
ヤフーニュースの画像のスクショですが個人投資家を標的にした投資詐欺が大流行している。と書かれています。
本当に例のウィルスなみに世界では大流行しています。
そもそもポンジ・スキームとは、
詐欺師チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)の名に由来する詐欺で
「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に配当金などとして還元する」などと謳っておきながら、
実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、
あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装うもののこと。投資詐欺の一種に分類され、日本語で「自転車操業」と呼ぶような状態に陥り、最終的には破綻する。
まぁエルアンドジーの円天詐欺などもこれですよ。ただ仮想通貨のブームと相性がめちゃくちゃ良かったんですよね。
仮想通貨を経由してお金をネット上のウオレット(財布)に入金すると配当がつくというシステムで、知人を勧誘すると紹介ボーナスが付与されるマルチ商法的な仕組みもあって、爆発的に広まりました。
手口自体は典型的なポンジ・スキームで目新しくないのに、こうも引っかかる人が多いのかと驚いています。
これを広めたのが、インスタグラムなどのインフルエンサーと呼ばれています。
“仕掛け人”とされるインフルエンサーたちが日々投稿する画像も現金や高級時計のオンパレードで、いかにもな内容だ。
引用元:猛威を振るう投資詐欺、「ポンジ・スキーム」の悪辣手法 « ハーバー・ビジネス・オンライン.htm
とニュースにも書かれているんですが、その通りで僕の周囲で引っかかった人も全部このインスタグラム系の人間にやられていました。
余談ではありますが、僕はそういったクズや輩の画像を一瞬観るだけでも運気が下がってしまいそうなんで、自分でインスタのおすすめ欄の画像を「興味ない」とかのブロック機能で操作しまくる事により、猫しか出てこない状態まで持っていきました。
そういった変な投稿を元々観ることがなかったら、引っかかる事も必然となくなりますからね。
では余談はこれくらいにして、どんな風にやられていたのかを次の項目で。
ポイント
- 仮想通貨詐欺にはソーシャルメディア ギブアウェイ詐欺やポンジスキームがある
- 楽して儲かるようなうまい話はないというトラストリテラシーの高さを持つことが重要
3.仮想通貨詐欺に引っかかった実例
やっぱり前項目でもお話しましたが、結局、仮想通貨詐欺、インターネット詐欺といっても、起点となるのは、ほとんどのケースが結局は「人間」です。
「霊」や「オバケ」は詐欺を誘ってこないんですよ!
結局は僕がいつもいうように、人間がもっともおそろしく、人間しか詐欺を仕掛けてこないんです。
ここでの実例はすごく身近ですが、知り合いのプロゲーマーJさんという人が引っかかっておりました。
昨年、がっつり話題のプランスゴールドです。仮想通貨&ポンジスキームです。
彼は知り合いの先輩的な立場の人間に「絶対に儲かるからやってみろよ。もし失敗したら全額保証するから」と言われて始めました。
最初の内はネットで管理画面が観れるので、彼もよく途中まではスマホでその画面を見て、今のところ、10万円くらいプラス~みたいな事をよくゲーム配信中にも語っておりました。ポンジスキームの特徴ですね。
最終的にはドボンされるので、それまでは自分が入れた額が増えていくので、みんな安心するわけです。
これが画面を観て、信用しきってるわけですね。画面上の金額の数字だけ増えて行ってるだけなんですが。
そしてプランスゴールドがやばい!という噂を聞きつけた時には、時すでに遅し。もうお金はおろせなくなっていました。
お金が増えたと思っていたのは管理画面に出る数字だけの事だったんです。
そうして、J氏は例のウイルスの給付金の全てを失いました。
そして全額保証すると話していた先輩も最終的に彼に1円も返していないそうです。
彼は「先輩も騙されたのでもういい。」と語っていました。
まずその先輩自体の発言を見切れなかったのもいけませんね。
この場合は先輩も騙されましたが、たいていの場合は先輩も相手側のグルという事も少なくはないんです。
そういった場合はその人間自体、またはその人間の発言をきちんと嘘かどうか見極めるために観相学が必要となります。
Jさん以外にも騙された人が僕の周りにも、数名いましたが、インスタでの勧誘DMだったといいます。
そのDMくれたアカウントを観に行くと、やはりお金持ちアカウントで、高価な腕時計、自動車、札束の写真が投稿されまくっていたアカウントだったそうです。
そもそもなんでそれを信用するのか、僕は不思議ですが。
ポイント
- 結局「人間」が詐欺を仕掛けてくる
- 特にインスタでの勧誘DMには要注意
では最後の項目の防ぎ方、防御方法にいきましょう。
4.仮想通貨詐欺を未然に防ぐ
今まで話してきたのを聞いてくれていれば、まともな方でしたらもう引っかからないと存じますが一応、話しておきます。
大前提として、「儲かる話を人に紹介してくる」この時点で観相学から観ると、その人間はほぼ2パターンの人間に分けられます。
1パターン目は、何も考えてなくて、本当に儲かると思っていて友達を誘う悪意がない人間。
こちらは宗教やマルチにも多いですが、悪意がない分厄介です。いいようにいえば純真、悪く言えば頭お花畑です。
もう一つは、完全にあなたをはめようと思っている「詐欺師」です。
紹介者制度や、その人間にもプラスになる事があるので、あなたの損得考えずに自分の事だけ考えている関わってはいけない人間です。
そもそもインスタで知らない人間に「儲かるからやりませんか?」なんてDMを送ってくる時点で怪しいさMAXとみないといけません。
0.1%たりとも信ぴょう性はなく、そのDM来た時点でブロックです。
それゆえ、この観相学インターネット編その①では、見ず知らずのあなたに
- 副業
- 不労所得
- 高収入
- 儲け話
こんなメッセージやメールを送ってきた時点で1万人中1万人が悪人認定していいので、絶対に話に乗らないようにしましょう。
インターネット編ではありますが、手段が現在そうなっているだけで、基本あなたを騙してくるのはPCやスマホの端末の先にいる「人」です。
それゆえ、今回は初歩の初歩的な解説でしたが、それでも引っかかる人が一定数いるので、きちんと見極めれるようにしてください。
ポイント
- 詐欺師は自分のことだけを考えている関わってはいけない人間である
- インターネットを経由したとしても、儲かる話を紹介してくるのはその先にいる「人」である