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ドレッドヘアーへの職質は差別!?
2月14日、ちょうどバレンタインデーにこんなニュースが話題になりました。
「ドレッドヘアーは薬物持つ人多い」ミックスの男性への職質、「差別的で違法」と波紋。
男性は「この容姿であるかぎり、これから自分が何をしても警察官に疑われると言っているようなもの」と困惑する。
専門家からは、警察官の差別的な対応が「違法」との声が上がる。
というニュースなんですが、知らない方もいるので軽めに概要を。
バハマと日本のミックスの男性が、警察官から職務質問を受ける様子を撮影した動画に、波紋が広がっている。
動画は1月下旬、東京駅の構内で撮影された。SNSに投稿されたのは、約1分間のやり取りだった。
警察官が「私が『あ』と思ったのは経験上ですよ、私の経験則として別にドレッドヘアーが悪いわけではない、悪いわけではないですけど、ドレッドヘアー、おしゃれな方で結構薬物を持っている方が私の経験上今まで多かった、そういうことです」と話すと、
男性は「要は大体こういうやつって(薬物を)持ってるって言いたいんでしょ」と返すと、更に
警察官は「持ってる可能性がある、悪くはないんですよ、悪くはないんだよ。私の経験則で、一部の方でそういったものを持っている方がいた。」
で「職質は違法だ」という弁護士、警視庁は
- 「違法ではない」
- 「本件取り扱いについては、警察官が相手方の挙動を不審と認めて職務質問を行い、その際相手方の承諾を得た上で所持品検査に及んだものであり、違法な行為ではないものと認識しております」
って話題になっていたんですが、僕はそれに関して、こんなツイートをしました。
ドレッドは薬物所持多いと警察の職質が差別だと問題になっているが、
観相師からみれば差別でも何でもないドレッドが全員薬物所持ではなく
薬物所持者にドレッドが多かったという警察の統計ですよね
まさにこれこそが観相学
警察官も通行人全員に職質出来ないので確率論で当たるのは当然でしょう— 占い師けんけんTV@観相学 (@kenken_uranai) February 15, 2021
職務質問が違法か合法は勝手に警察を弁護士が好きなだけやりあったらいいんだけど、この観相学を皆さんがやっていくのなら、必ずぶち当たる、すぐに「差別、差別」って言うヤツです。これね、一定数絶対にいるんですよ。
このドレッドヘアーの件がバズっていた時も、変な擁護派の人間が「人は見た目じゃないって学校で教わらなかったのか!」と民度の低いツィートしていました。
学校で教わったことが全て正しいと思っている愚かな人間です。
小学生の時は道徳の授業などで、そういう類のことわざや文章を教えます。
これは子供の教育に向けての話、いわばジャンル分けするならば「戒め」です。
それが真実であるかどうかはまったく別の話。
論点がずれてるんですわ、このツィートしている人間・・・。
- 「人に嫌な事をすれば自分に返ってくる」
- 「人は見た目によらない」
- 「お金や物の貸し借りをしてはいけない」
- 「誰とでも仲良くしなさい」
等々です。それが真実でしょうか?
こういっていた学校の先生も大抵は家や車をローンで買っています。
ローンって事は銀行にお金を借りてるわけです。夫婦喧嘩や離婚もするでしょう。
なので、戒めの希望的文章と現実的真実は違う、という事。
そして観相学は顔つきや服装、髪形、所持品で相手を見抜く技術です。
それなのに、人を見かけで判断するのは差別だ。という人間がいるんです。このドレッドの時も変な学者が適当に見た目で全てはわからないって偉そうに語ってましたが(笑)
そりゃそうでしょう。だから警察官も言ってるでしょって。
ドレッドヘアーの人が全員悪いわけじゃなくて、薬物を持っていた人にドレッドヘアーが多かったと。
学者が偉そうに「人は見た目で・・・」と言ってますが、そもそも現在、世界のあちこちで人の面相や容姿などで、その人間が犯罪者かどうかわかるAIを作っていってますからね。
その事自体が「人は見た目によらない」という言葉を100%真っ向から嘘であるという証明ですけどね。
すいません、これね観相学を学ぶ第1回とかで話す内容でしたね。すっかり忘れてて、まぁ無料のコンテンツなんで勘弁してください。
本日の項目
-
- その①「人は見た目がすべて」という言葉の嘘の証明
- その② データで区分する事は差別ではない
の2本でいきますね。よろしくお願いいたします。
その①「人は見た目がすべて」という言葉の嘘の証明
「人は見た目がすべて」という言葉の嘘の証明です。
その事件なんかで何一つ訳のわかっていない学者がね、「人は見た目でわかりません!!」と嬉しそうに語っていたので、絶対的真実をブチまけてやろうかと思っています。
ちょうど本日とりあげたニュースがトリガーになりこの記事を作ってね、観相学がどこまでの信用度か、をリアルに知ってもらいましょう。
ここ数年でディープラーニング技術が進化し、防犯カメラが賢くなって追跡機能が向上したことは間違いないんです。
米国のハリスバーグ科学技術大学が2020年5月上旬、ある人物が犯罪者になりうるかを予測する顔認識プログラムを開発したとするプレスリリースを発表しました。
ふたりの教授とひとりの大学院生が開発したというこの技術は、大手学術出版社であるシュプリンガー・ネイチャーのブックシリーズに論文として掲載されると、プレスリリースには書かれていました。
この論文のタイトルは
「画像処理により犯罪性を予測するディープニューラルネットワークモデル」で、新しいアルゴリズムによって
「その人物が犯罪者かどうかを顔写真のみに基づいて」
「人種的なバイアスなく80パーセントの精度で」予測できると主張していた。
ここまで記事を読んだのですが、わかりますか?
顔写真で犯罪者かどうか、これから犯罪する人間かどうかを割り出すシステムが出来たという論文です。
ただこれは人権派から抗議があってプレリリースが消されたらしいんです。
僕もこの発表は少し行き過ぎてる部分があると思うんです。
正直、顔写真一枚だと精度が低いと思うんですね。もう少しだけ他の記事を観てみましょう。
2016年には上海交通大学の研究者らが、顔分析を使用したアルゴリズムによって犯罪性を推定できると主張している。
2017年にはスタンフォード大学の研究者ふたりが、顔に基づいてその人がゲイかどうかを識別できる人工知能(AI)を開発したと主張した。
2019年にはイングランドのキール大学の研究者らが、YouTubeの子どもの動画で訓練したアルゴリズムによって、自閉症を推定できると主張した。
他にも結構沢山、こういった研究がされています。
要するに、顔や容姿服装などのエビデンスからどういった人間かを特定する技術、人物認識と人間の傾向のAIに莫大な費用がかけられ、研究が進んでいるという事は、人の見た目で情報が取得できるという証拠です。
ただ一つ厄介な事があります、これは僕個人の記事であろうと、企業や研究室のAI開発においても同じ「弊害」です。それが次の項目。
その② データで区分する事は差別ではない
データで区分する事は差別ではないです。
先ほどのプレスリリースが下げられた件や、その後話した、「顔でその人物がゲイかどうか判別するAI」についても実際に抗議が来たみたいなんです。
そしてこれは僕の観相学でも、今から皆さんが覚える観相学でもそうですが、全員が抱える問題。そう「差別」です。
このように人間を区別する学問やAIにつきもので、絶対に一定数「差別だ!差別だ!」と騒ぐ人間いるんですよ。
最初に話したドレッドヘアーの件もそうですよね。
もちろん人それぞれ考え方は違います。
でも区別と差別は別だと思うんです。
僕は「差別だ、差別だ」ってうるさく言う人間の方が、そういう事を考えているんじゃないか、って思うんです。
絶対に外見や、内面だけでなく文化の違いってあると思うんです。
それを「善悪二元論」で語ろうとするから差別ってなると思うんですよ。
じゃなくて、A国の人の方が、B国の方よりも平均身長が高い。こういうのってデータじゃないですか?
今の例でいうならば、男性の平均身長デンマークが182㎝、日本が172㎝、デンマークが高く、日本が低いんです。単なるデータ読み上げなんですよ。
これが犯罪率になると差別とかいう人間います。
DVをする男の特徴
実際にね、僕の「DVをする男の特徴」の動画でも数人、「差別だ!」ってコメントあったんですが、いや、「データの発表でしょ?」って。
そんな中、一人が、データを送ってきてくれたんですよ。
「けんけん先生は差別じゃないよ。ちゃんとデータを読んでいるだけだよー」って。
強姦は15年、韓国では6484件、日本では1167件発生した。人口10万人あたりでは、日本の14倍と非常に高い数値を示した。
韓国の犯罪で気になるのは、日本は件数が減少傾向だが、韓国では増加傾向にあることだ。
刑法犯そのものが過去10年間で26%も増加し、詐欺犯罪も27%、強姦を含めた性暴力犯罪は57%も増えている。
人口10万人あたりの殺人事件届出数は、韓国が2.1件、日本が1件。
傷害事件の届出数は、韓国が64.6件、日本が16.0件である。以下解説:
上記は『2010年版ブリタニカ国際年鑑』によるものだが、2011年の日本の警察白書と韓国最高検察庁犯罪統計で、さらに比べると以下のようになるという。
これの強姦の割合の欄みてください。横領や暴行もすごいですけどね。
でもこれはデータです。
そしてね、データってわかっておく事が重要。
そして僕は何度も言ってます。データの積み重ね、統計、それが観相学である、と。
もちろんね、確率論で話すのでレアケースや例外の人も存在するでしょうが、大数の法則で観るのが普通です。なんでもそうです。
ゆえにね、僕はなんでもかんでも差別って言ってたら、いいわけではないと思うんです。
しっかりと把握しておくことが大事です。
現実問題ですよ。もしこのデータを観て、あなたがとある国、そうですね、常春の国マリネラの国民だったとしましょう。
あなたには可愛い可愛い一人娘がいます。
娘はどちらからの国に留学を絶対にさせないといけません。どちらにいかせたいですか?という事です。
したがって差別など関係なく、リアルな現実、データ、それをきっちり観る、それがもっとも重要だと今日は語りたいのです。
もう一つ例を挙げましょう。せっかくなんでね。ドレッドヘアーの件の続きです。
特殊詐欺の受け子の特徴
この画像見てください。
これは特殊詐欺の受け子の容姿を、滋賀県警から取材をして読売新聞が作った画像でしょう。
なんでこういう画像を作ったんでしょう?ドレッドヘアーの薬物所持の時と一緒。
こういった格好をしている人間が特殊詐欺の受け子で多かったからこの画像を作ったんですよ。
じゃあ普段からこういう格好をしている人を詐欺師だと差別している事になりますか?
同じ話ですよね?だって画像まで作ってるんですから。ご丁寧にちゃんと文字で書いてますよ。
「特殊詐欺の受け子の特徴」と。ガッツリ。
「受け子に多い」とか「受け子がよくしていた」というような含みなどもありません!がっつり特徴!って書いてますよ。
というわけで、皆さんが今後勉強していく上で、必ず現れる「差別だ、人を観た目で判断するな厨」には気を付けてくださいね。
けんけんから最後にみなさんへ一言
最後に謝罪を。
いっつも行き当たりばったりでこの観相学の講座を10回やってきて、急に思いついた事や忘れていた事をやったり、僕も人に教えた事がないんで、内容が前後したり、わかりにくくて申し訳ございません。
本来ね、今日の内容も最初の方にやるべき内容だったと反省しております。
ニュースを観て「あぁ、これは言っておかないといけない事だったなぁ」と急遽書き始めました。
ただ今日の記事を観てもらって、ある程度は基礎の基礎で重要事項であった事はわかって頂けたかと存じます。
たとえば僕もね、「一年後から観相学の講師が決まりましたよ。」と言われれば準備期間があるので、中身がいったりきたりしないような流れを作ってやれたのでしょうが、少し計画性が甘かったですね。