目次
- 1 動画でも解説しております
- 2 はじめに
- 3 1.筧千佐子死刑囚の生い立ちと事件について
- 3.1 筧千佐子の生い立ち
- 3.2 筧勇夫さん
- 3.3 本田正徳さん
- 3.4 末広利明さん
- 3.5 日置稔さん
- 3.6 発端となった事件
- 3.7 多くの男性を手にかけた筧千佐子
- 3.7.1 2005年兵庫県あわじ市(交際相手)遺産4000万円
- 3.7.2 2006年兵庫県西宮市(2人目の結婚)遺産3000万円
- 3.7.3 2007年大阪市(交際相手)遺産不明
- 3.7.4 2008年奈良市(交際相手)遺産2000万円
- 3.7.5 2008年大阪府松原市(3回目の結婚)遺産2億円
- 3.7.6 2009年神戸市北区 末広利明氏(交際相手)遺産2000万円
- 3.7.7 2012年大阪府貝塚市 本田正徳氏(交際相手)遺産1700万円
- 3.7.8 2013年堺市(交際相手)遺産不明
- 3.7.9 2013年兵庫県伊丹市 日置稔氏(交際相手)遺産1500万円
- 3.7.10 2013年京都府日向市 筧勇夫氏(4回目の結婚)遺産250万円
- 3.8 千佐子の金銭感覚
- 4 2.筧千佐子死刑囚を観相学で観る
- 5 3.筧千佐子死刑囚の事件まとめ
動画でも解説しております
はじめに
今日は悪人観相学のコーナーでございます。その悪人の名前は「筧千佐子」。
2021年6月29日、最高裁にて死刑が確定した死刑囚でございます。
ま、「いずれまたやろうかな」くらいに考えていたんですが、やはり死刑が確定してから、沢山リクエストも届きますし、何より「筧千佐子の観相学をやります!」と宣言してしまったので、ちゃんと約束を守ってやらなくてはいけません。
悪人観相学は事件の概要などを調べながら、良い写りの顔写真を探して、それを観相学で観てと中々大変な作業なんで、リアルに丸二日くらいかかりますね。
それでも期待してくれている人がいるので今日も頑張っていきましょう!
さてさて、本日もこの筧千佐子死刑囚が何をしたのか、から語っていきますので、それはもう知っているよ!という方は観相学の項目まで記事をスキップしてくださいね。
実際に僕もふんわりとしか事件概要を現時点では理解していないので、ネットで調べながら、まとめて事件概要を解説していきますのね。
それでは本日の項目です。
- 筧千佐子死刑囚の生い立ちと事件について
- 筧千佐子死刑囚を観相学で観る
- 筧千佐子死刑囚の事件まとめ
の三項目でやっていきましょう。よろしくお願いいたします。ではまず
1.筧千佐子死刑囚の生い立ちと事件について
生い立ちと事件の概要をまとめてくれているサイトが結構あったので、今回はそれを観ながら解説していきますね。
まずは生い立ちになります。
筧千佐子の生い立ち
筧千佐子は1946年11月28日、佐賀県で生まれましたが、実の母親は未婚であり望んで千佐子を産んだわけではありませんでした。
乳児の頃に北九州の親戚の家に養女として引き取られます。
2021年では75歳くらいでしょうか?産みの母親の姓は山本ですが、養女として引き取られた先の名字は「山下」となっています。
1961年、福岡県立東筑高等学校に入学しました。
偏差値70のかなり優れた高校で卒業生にはあの高倉健さんなどがおられます。
手芸部に所属し見た目も可愛かった千佐子は、男女共学のクラスで男子生徒からもてていたそうですが、当時は大人しく真面目な少女でした。
筧千佐子自身は高校の卒業文集では「開拓ちさこ」と名乗っています。
1964年、高校を卒業した千佐子は大学に進学せずに住友銀行に入ります。
銀行に勤務してから数年後、旅行先である鹿児島県の桜島でトラック運転手だった男性と出会います。
大阪在住のその男性と遠距離恋愛をスタートさせ、その後親の反対を押し切り二人は結婚しました。
千佐子は駆落ち同然の結婚をした後、大阪府貝塚市に移り住み1970年に長男、1971年に長女に恵まれて普通の生活を送っていました。ちなみに最初の結婚相手となったこの男性は「矢倉」という名字でした。
そんな中、旦那がトラック運転手を辞め印刷業を始めます。
Tシャツのプリント工場を営みますが、経営は軌道に乗らぬ状態で自転車操業を繰り返す中、1994年9月に旦那が病死してしまいます。
夫が亡くなった原因は心臓病で入院し、一時帰宅したその日の夜に突然亡くなりました。
千佐子が印刷工場を引き継ぎますが、資金繰りに苦しみ2001年に倒産してしまいます。
後の犯行に使われた青酸化合物は、この印刷業で知り得たものでした。
当時の印刷はアナログの伝統的な写真製版を使っておりその際、青酸化合物を使用していたからです。
なんとか経営を立て直そうと知人に借金したりと奔走したようですが、焼石に水だったようです。
結局会社は倒産してしまいます。
その後、千佐子がおよそ3000万もの借金をかかえてしまいました。
50歳を過ぎた千佐子にとって普通に働いて返せる金額ではありませんでした。
担保である自宅も会社も工場も競売にかけられ、多額の借金を背負うことになったこの頃から千佐子は複数の結婚相談所に登録したりFXを始めたりと、のしかかる多額の借金をなんとかしようともがいていたようです。
そして千佐子は複数の男性を殺害しその財産を手に入れ、その罪を暴かれるその日まで「後妻業」という泥沼に身を沈めていくこととなります。
筧勇夫さん
大手電機メーカーの社員だった筧勇夫さんは、過去に妻と娘をなくしており結婚相談所に登録していました。
相談所で見せてもらった千佐子の写真に惹かれ、千佐子と付き合うこととなりました。
勇夫さんは、2013年11月に筧千佐子と結婚しました。しかし、すぐに体調をくずし入院してしまいます。
入院中、一時帰宅を許され帰宅した勇夫さんでしたが、その夜突然亡くなりました。
本田正徳さん
長年、船の機関長として働いていた実直な「海の男」だった本田正徳(死亡時71歳)さんは毎日スポーツジムに通う程、健康を気遣っていたそうです。
2010年に千佐子と交際をスタートさせますが、親族にも「結婚相手」と紹介するほど筧千佐子を信用していたようです。
本田正徳さんは、2014年3月に死亡しています。
末広利明さん
神戸市在住の末広利明さんは、2005年にやはり結婚相談所を通じて千佐子と知り合います。
千佐子の株式投資のため、4000万円ものお金を融資していました。
健康に気を配り「150歳まで生きる」と豪語していましたが、借金を返済するという千佐子に呼び出された後、容体が急変します。
末広利明さんは、2009年5月に亡くなりました。
日置稔さん
千佐子と日置稔さんが知り合ったのは2012年10月。
千佐子とは一緒に旅行に行くなど順調に交際していたようです。
2013年9月に千佐子の目の前で倒れ、千佐子が119番通報をしました。
病院の医師に「末期ガン」と伝え、危篤状態の日置さんの延命措置を断ったのも千佐子でした。
死因は「肺ガン」と判断されましたが、後に死亡2ヶ月前の検査でガンがほぼ完治していたことが判明されました。
日置さんの遺族は当時、死亡の経緯が不審だとして兵庫県警に相談しましたが、捜査には至らなかったようです。
事件が明るみになり世間に衝撃を与えたのは2013年の12月でした。
発端となった事件
最後の夫となった筧勇夫さんの事件です。
このことが発端となり千佐子は警察に逮捕されましたが、それによって千佐子が起こした数々の犯罪が白日の下にさらされることになったのです。
京都府日向市の自宅で千佐子の最後の夫となった筧勇夫さんは突然倒れて死亡しました。
亡くなった勇夫さんの遺体を司法解剖した結果、青酸化合物が摘出されたのです。
さらに自宅のプランターの土の中から千佐子が捨てた青酸化合物の付着したポリ袋が見つかりました。
勇夫さんはその身をもって筧千佐子の犯行を明るみにしたのです。
検察に立件されたのは4人の男性を青酸カリで殺害した事件でした。
しかし、千佐子の周辺で起きた不審死は実に12件にも上ります。
4人以外の死因については、千佐子の関与を疑うことは出来ても証拠が乏しく立件できなかったようです。
結局不起訴となっています。
殺害された男性と出会ったのは、いずれも結婚相談所を通じてでした。
千佐子は10社以上の結婚相談所に登録しており獲物となる男性をここで漁っていたようです。
「生活に安定を求め、誠実で物事の考えが前向きの方」が、千佐子が登録した結婚相談所に出した相手への希望条件でした。
病気を持っている人でも構わないとも伝えていたそうです。
他にも「年収1000万円以上、持家であること、子供がいないこと」を条件にしていましたが、驚くことにその条件で100人もの男性と見合いできたそうです。
お金への異常な執着その欲望の赴くまま、多くの男性をその手にかけた筧千佐子ですが、その経緯を時系列にまとめてみました。
多くの男性を手にかけた筧千佐子
2005年兵庫県あわじ市(交際相手)遺産4000万円
千佐子が死刑判決を受けるにいたった4件の殺人の中に、この男性の事件も立件されました。
当時この男性は病死と診断され司法解剖はなされませんでした。
2006年兵庫県西宮市(2人目の結婚)遺産3000万円
兵庫県西宮市在住の男性は医薬品卸会社の社長でした。
千佐子が最初の夫と死別してから2度目の結婚となります。
卸会社の社長でもあったこの男性は自宅で死亡します。
「脳梗塞」と診断されますが結婚してすぐに亡くなったことに、不信感はぬぐえません。
不動産などの財産を売却したようですが、亡くなった夫の親族から民事調停を起こされ一部返却したそうです。
2007年大阪市(交際相手)遺産不明
某会社の元代表であったこの男性とは交際相手として付き合っていました。
2007年には末広利明さんとも交際していたのですから千佐子の男性を落とすテクニックは相当な物であったと推察されます。
この男性は2008年2月に「心疾患」で亡くなっていますが、公正証書によって千佐子は多くの遺産を手に入れています。
2008年奈良市(交際相手)遺産2000万円
交際相手だった農家の男性は自宅から救急搬送されますが、死因は「心筋梗塞」とされました。
この男性の遺産を相続した千佐子は、すぐに全てを売却し現金に換えたようです。
2008年大阪府松原市(3回目の結婚)遺産2億円
3度目の結婚相手となったこの男性は、大変な資産家で農家を営んでいました。
2008年5月に自宅で突然倒れ緊急搬送されますがそのまま亡くなってしまいました。
死因は「心筋梗塞」と診断されますが、遺産を相続した後すぐに不動産を売却しています。
2009年神戸市北区 末広利明氏(交際相手)遺産2000万円
千佐子は株の購入に充てるため、この末広利明さんに4000万円もの借金をしていました。
借金の一部を返済するという名目で呼び出し、青酸化合物を服用させています。
2012年大阪府貝塚市 本田正徳氏(交際相手)遺産1700万円
交際していた千佐子と会った後に、バイクを運転していた本田さんは転倒しその後死亡してしまいます。
2013年堺市(交際相手)遺産不明
大阪府堺市のマンションの一室から「夫が息をしていない」と通報したのが千佐子でした。
糖尿病の持病はあったが、特に体調不良ということもない中で、突然亡くなってしまいました。
2013年兵庫県伊丹市 日置稔氏(交際相手)遺産1500万円
千佐子は日置稔さんを殺害する直前に、「全ての財産を筧千佐子に寄贈する」旨の公正証書を書かせています。
そして日置さんが公正証書を作成したことを確認したのち殺害に及んでいます。
2013年京都府日向市 筧勇夫氏(4回目の結婚)遺産250万円
結婚してまもなく体調をくずし入院し、一時帰宅した夜に勇夫さんは亡くなりました。
この死によって検死解剖が行われ筧千佐子の犯行が明るみになったのです。
千佐子の金銭感覚
逮捕時の千佐子の口座には預金残高がほとんど無く、多額の借金を抱えていたそうです。
男性達から奪い取った遺産はどこに行ったのでしょう?
10億ものお金があれば、誰もが羨むような裕福な生活ができるはずです。
多数の結婚相談所に登録していた千佐子は、自己PRとして「料理と遺産管理」を挙げています。
銀行員だったことを踏まえると確かに金銭管理は得意であったかもしれません。
多くの遺産を手に入れながら逮捕時には、財産どころか1000万程の借金を抱えていました。
「FX」にも手を出していた千佐子ですが、金融の知識が多少あったとしても上手くいくことは無く、もはや「投資」というギャンブルにどっぷりとつかっていたと言えます。
良妻賢母を演じ多くの男性を魅了した筧千佐子は、事件後マスコミに「男が私に求めるのは料理と洗濯と夫婦生活」と語っています。
とここまでが生い立ちと事件についてでしたが、ちょっと周りの男性が死に過ぎてて、驚きました。
ポイント
- 筧佐千子は1946年に生まれ。学生時代は頭も良く真面目で男子生徒からもモテていた。
- 最初に結婚した夫が病死で亡くなり会社が倒産。多額の借金を抱えた。
- その後財産目当てに複数の男性を殺害し、事件総数は12件。死刑が確定した。
では次の項目です。
2.筧千佐子死刑囚を観相学で観る
いつもと同じく観相学で観る前の注意点を話しておきます。
観相学で観る前の注意点
僕は筧千佐子に会った事もありませんし、実物の本人を見たこともございません。
それゆえ、普段僕が直接会って占断する人間のよくてせいぜい7~8割くらいの確度に思っててください。
写真や動画のみから面相を判断しますので、通常観相学と異なり、かなり信憑性が下がってしまう事だけはご了承ください。
また彼女は現在死刑囚ではありますが、そういった情報を抜きにして出来る限りフラットで観るように努めます。
「これだけ男性を虜にして死においやった彼女はもちろんガッチガチの女郎相なんです!!」と言えば読者様を騙させるかもしれませんが、通常女郎相と言われる面相とはちょっと違います。
これがまた面相の面白いところで、女郎相の部分も兼ねているところも少々ありますが、まぁそら人間、顔には色んなパーツがあるので1カ所、2カ所は似てる部分があっても普通ですが、基本的には須藤早貴や畠山鈴香などのガチ女郎相タイプとは写真を比べてもらっても違う事がわかって頂けると存じます。
かといって、別に吉相ではないのはお分かりいただけるでしょう。
調べてて嬉しかったのは年老いてからではなく、まだ少し若い時代の写真も見つけられた事です。
若い方の時の写真は実はそこまでめちゃくちゃえぐい凶相ではないのですが、年取ってからの写真はやばいレベルまでの悪人顔になっています。
角田美代子の元夫も、「数年で顔が見違えるように鬼みたいになってしまった」と語っていたように、人は生き方ひとつで顔が変わっていってしまうのです。
なぜそのような生き方をするのかは別の記事で解説していきますのでお待ちください。
顔の形の占断
まず顔の形ですが角ばった顔にえらが張っています。
神経質かつ丁寧で綿密に物事をスケジュールどおり管理できるタイプで、いわばマメですが、融通は利きません。
が別に凶相ではありません。コツコツするタイプの事務仕事向きです。
額の占断
前髪がどの写真もあって額はパーフェクトな占断は出来ないものの、この部分も悪くないです。
賢い・聡明と読み取るのですが、観る相書によっては女性は凶の時がある。
家庭には不向きでいわゆる後家相と言われる要因のパーツにもなります。
眉の占断
眉は大人になってからは細く書いてますが、白黒の中学生か高校生時代の写真で観るとこちも吉相で成功・出世とも言われ、普通なら財運も良しとされるものです。
ここまではそんなに悪くないですが、この筧千佐子死刑囚はここからでしょう。
田宅の占断
田宅がおそろしく広いのおわかりになりますか?
田宅は狭すぎてもダメ、広すぎてもダメで、芸妓(げいぎ)相とも言われます。
男性に尽くす愛人になりやすいと言われています。ちょっと広い分には悪くないんですけどね。
山根の占断
そして山根も爆裂的に広く、高さも低いので凶です。
いわゆる貞操観念が低いという読み取りです。
目の占断
そして目、年老いてからはどんどん悪くなっていき、しわや筋肉が垂れ下がり、目の周囲部分もよくないですが、眼球そのものもですね。
一応目は下がっているので、愛されるキャラではありますから、この部分が男性に面相的には受けたのでしょう。
白目の部分も写りのいい写真を観ると濁りもありますから、思想がおかしい。ソシオパスといっても過言ではない目。
目がやはり一番観れる部分ですね。この筧千佐子では要チェックポイントです。
画像・動画の中でもほとんど黒目が上向きなのが特徴的です。
鼻の占断
鼻はまぁ普通にわかるダメな相です。細い上に、鼻の穴の向きも良くない。
お金を垂れ流すタイプ。
口の占断
口は不平・不満、虚言癖というのが読み取りやすいです。
筧千佐子の面相のみの占断
この筧千佐子を面相のみで観るならば、頭は良く、優しそうで人で男性が寄ってくるでしょうが、呼吸するかの如く嘘をつけるので、信用が出来ません。悪びれるところなど微塵もないでしょう。
ポイント
- 田宅、山根、目、鼻、口が凶相である。
- 頭は良く優しそうな人で男性が寄ってくるが、呼吸するかの如く嘘をつけるので信用が出来ない。悪びれるところなど微塵もない。
それでは最後の項目です。
3.筧千佐子死刑囚の事件まとめ
おそらくは筧千佐子死刑囚は最初の旦那さんが死ぬまではまったく違う生活を送っていたのではないでしょうか?
旦那さんが死んでから何かが狂って行ったような感じです。
よく質問されていた「なんでこんな普通のおばさんが多くの男性を魅了した?」という部分はお金の為に優しい女性を演じれて、男性の身の回りの世話などをきちんと出来たのでしょう。かなりの人数は殺しています。
しかし悪気は一切ないし、反省していない典型的なソシオパスに感じます。
このような女性が近くにきたら要注意。
変な薬を飲まされないように気を付けないといけませんね!
ポイント
- 筧千佐子のような女性がきたら要注意!
- 変な薬を飲まされないように気を付けましょう。