図解でざっくり解説!
目次
動画でも解説しております
はじめに
今日は「洗脳」についてです。
尼崎連続殺人事件の角田美代子、北九州監禁殺人事件の松永太、オウム真理教の麻原彰晃などなど、様々な事件には、日本・世界問わず、洗脳する人間洗脳される人間が関わっている事例があります。
今日はその「洗脳される側」の人間についてのお話です。
実は僕は観相学や犯罪学を勉強する中で、この「洗脳」という分野についてはかなり勉強しています。
むろん、自分が使う為ではなく、実際に僕の元にくる相談者さんで、インチキ占い師・霊媒師に洗脳されている人が昔から多かったから、正直、調べざるを得なかったんです。
いわば僕の人生での必須項目でした。
そしてその20年以上の研究結果を本日話していきます。
言うまでもなくパーフェクトに解明出来ているわけではございませんが、長い事調べて、人を多く観ている分、ある程度の傾向や情報はあるので、それを今日の質問返しとして答えさせて頂きます。
ではお一人様のお便りを読ませて頂きます。
もちやまもちこさん
【ご教授願いたいです】
はじめまして。いつも楽しく拝見しております。もしよろしければ、 新興宗教に洗脳された人への洗脳の解き方、もしくはハマりやすい人、どのようにして深みにはまって行くのかなど、洗脳されやすい人はこんな人というのを教えて欲しいです。
ユウチューバー「の社会人ですけど何か」という人達がいるんですが、いつも宗教勧誘の方を撃退する動画をあげていたのですが、メンバーの1人がどうやら新興宗教にハマってしまい、メンバーとも疎遠になり連絡を絶っている状態です。ヤラセ?本当?と視聴者達は大混乱です。
もちやまもちこさん、お便りありがとうございます。他にも洗脳についてのお便りをくださっていた方、メッセージありがとうございます。
今日はね、観相学と一緒に洗脳について話しましょう。では本日の項目です。
- 洗脳について
- 洗脳にかかりやすい人タイプA
- 洗脳にかかりやすい人タイプB
- 洗脳にかかりやすい人タイプC
- 洗脳にかかりやすい人タイプD
- 洗脳にかからない為に
の6項目で話していきましょう。よろしくお願いいたします。
1.洗脳について
洗脳についてガチで語ってしまうと、かなりの文章量になると思うので、さらりと触りだけを解説します。
まぁだいたい「洗脳」について語ろうとするならば、「マインドコントロール」「ストックホルム症候群」「オペラント条件付け」などの専門用語が出てくると思うんですが、ここら辺はおそらくそれ専用動画があると思うんで、そちらをご覧ください。
今回はそういった理論ではなく、現実的な話をしていきましょう。
まず「洗脳」にかかる人間ってどれくらいいると皆さんは思いますか?
- 絶対かからない人間
- すぐかかる人間
- かからないタイプが急にかかる人間に変わる
どう思いますか?
この問いかけへの研究結果は一応、出されています。
答えをちゃっちゃっと言っていきましょう。答えは「どの人間でも必ずかかる」と言われております。
モニターの前で「いや、そんなはずはない、俺は範馬勇次郎レベルに強いんで洗脳なんか誰にもされるわけがない!!」と豪語しているあなたでさえも、一応かかると言われているんです。
僕も職業上、沢山人を見てきましたが、その結論を出した学者と今のところは同じ考えです。異論はないんですね。
という気がします。
もちろん、かかりやすい、かかりにくい人が居ますので、今日はそれを解説しないと、もちこさんの質問返しになりませんからね。
で、当たり前ですが、かかりやすいと一言で表しても、様々なかかりやすい人のケースが存在します。
今日はそのすべてを話していきますので、もし僕の話すどれかに当たる場合は「洗脳されるリスク」が高いという事で気を付けておいてください。
そしてこれは観相学の授業ですので、こういった人がかかりやすいのか、という知識にしてください。
今回面白いのは真逆のパターンでも存在するという事がちょっと変わってます。これは後でその項目が来た時に解説しますね。ではどんどん言っていきましょう。
2.洗脳にかかりやすい人タイプA
色んなケースがありますが、まずは気が優しい・気が弱い人です。
そして洗脳する側も沢山タイプがあるんですが、この洗脳する側の人間がグイグイ押し込んでくるタイプで、する側・される側が合致してしまうと最悪です。
実はこのタイプAの人間はもっとも占い師などがカモにする人間なんです。
この気の弱い優しい人間は相手がどんどん前に来ると全てを受け入れてしまいます。
間違っているかなぁ、たぶんそうじゃないよなぁと本人も心の奥底では感じているんですが、その気持ちを抑えつけられてしまいます。
基本精神が優しい為に相手の要求を受けないとダメという謎の受託があります。
本日は質問に防ぎ方も、と書かれていましたが、残念な事にこのタイプは防ぎようがありません。
元来こういった性格ですので、無理やり「気を強く」と言われたところでそう簡単に変更はできないのです。
宗教、スカウト、詐欺師にも狙われるタイプであり、観相学でいっても、かなり外見や所作から見極めやすいのでもっともターゲットにされやすい人種です。
- 服は地味目
- 喧嘩が弱そう
- おどおどしている
- 声が小さい
- 自分の意見を言えない
- 人と目を合わせられない
等の特徴が観相学でいうながら取得できる情報部分であり、そこまで占断が難しくない容姿や挙動の為にベテランタイプの詐欺・占い師であれば瞬時に見抜くはずです。
もしこの記事を読んでいて、自分はそういうタイプだなぁと感じている方は、占いなどには絶対に行かないように注意をしましょう。
ポイント
- 気が優しい、気が弱い人は洗脳にかかりやすい
- ターゲットにされやすいので占いなどには近づかないように注意!
3.洗脳にかかりやすい人タイプB
次ですが、ちょっと悪口と捉えないで欲しいんです。
事実を話しますと、ズバリ頭が悪い人です。
これは
- 知能指数が低い
- 勉強ができない
- 情報弱者
すべてのケースに当てはまります。
こちらのタイプBも洗脳する人からするとかなり楽勝です。
洗脳する側は絶対に頭が良いわけではないんですが、口がうまかったり、悪知恵が働いたりする人間が多いです。
頭が悪い人はむろん、性格も関係はしますが、言い負かされる事や、論破されてしまうケースが多いので、相手が弁が立つ人間だった時は、ディベートなどをして屈服させられた場合などは、閉じていた門の崩壊で、そこから大量の水が流れ込んできます。
また情報の真偽がわからない人は、相手のいう嘘や誤情報を簡単に信用してしまいがちです。
洗脳する人間からすると、ある程度スキームや手法が確立している場合は簡単に手玉にとられてしまいますね。
このタイプBの人間を観相学で観るならば、
- 見た目でいうと、チャラ付いた格好
- 知性を感じられない面相
- 学歴や職歴
- 現在就いている仕事や趣味
- 交友関係がどんな人間がいるのか
という部分で観られるでしょう。
タイプAと同じくらいの難易度などで、洗脳されやすい人種と残念ながら観られてしまいます。
ただこちらの場合はタイプAの人間と違い、対処方法があります。
相手が自分より頭が良い、上だと思った時は戦わずに素直に逃げる、関わらないという手法です。
どうしても戦わないといけない場合には、自分の周囲の賢い人間などに相談するのがベストです。
タイプAと違って、気が弱いわけではないので、洗脳される前にいったんストップをかけたり、その場は無理やり帰ったりして、仕切り直す事が可能ですので、上手の相手とは無理に戦闘しないようにするのがベストです。
ポイント
- 頭が悪い人は洗脳にかかりやすい
- 相手が自分よりも頭が良いと思ったときは逃げること
4.洗脳にかかりやすい人タイプC
実はこれがタイプBとは反対であるのに洗脳される人間がいるのです。
頭脳は賢い、しかし専門バカと呼ばれたり、世間知らずな人間です。このタイプがオウム真理教の幹部には多かった気がします。
特にサリン生成に関わった土谷正実なんかがそれに当たるでしょう。
筑波大学大学院化学研究科修士課程修了で、独学で研究と実験を重ねてサリン・VXの生成方法を教団において確立しています。相当賢い人間である事は確かです。
しかしこのような人間でも洗脳にハマるんです。
結構驚きなのが、科学者であるにも関わらず、麻原彰晃の空中浮遊などを信用したという逸話まで残っています。
一番信用したらダメなポジションなんですが、冷静になれていなかったのでしょうか。どんどんと正常な思考を失われた、とも言われてました。
正直、僕もオウムではありませんが、今までの相談者さんで、宗教やマルチ、他の霊媒師・占い師に洗脳されていた人を多く観ました。そりゃもう結構な数です。
もちろん今日話したらタイプA、タイプBの方が断然多いのは確かですが、このタイプCも少なくはなくいるのが現実なんです。
よくいう「勉強だけ出来ても」というパターンですかね。
観相学で観る場合は、
- 容姿はかなり落ち着いている
- 男性なら紳士、女なら淑女
- いう事もまとも
- 服で言うならば、値段は安くても綺麗に着ている
- 姿勢などは正しく
- 話し方やしゃべる内容も理論的
- そんな中、危うい部分が見え隠れする人間
といった感じです。
ただ、このパターンはオウム真理教のような教団は狙いましたが、詐欺師などはそこまでターゲットにしないでしょう。
占いなどにも元々、いかない人も多いので、比較的エイムはされにくいです。
それゆえ、人数的にはA、Bよりも少ないですが、そもそもの分母数も少しは関係するでしょうが、構わず狙われた場合は、この賢い人間も洗脳される時はバンバンされてしまうという事です。
ポイント
- 賢いが、世間知らずな人は洗脳にかかりやすい
5.洗脳にかかりやすい人タイプD
完璧主義です。
完璧主義者は安全そうじゃないか?とお考えですが、その性格上、もちろん弱点も潜んでいるのです。
というより僕が今まで見たケースでいうと、この人種はむろん神様ではないので、実際のところ「完璧であるような人間を演じている」んです。
マインドは「自分は完璧でないといけない」という激しい思い込みから成り立っています。
それゆえ、自分の理想が高く、追い求めている想像と自分の今の現状がかけ離れている場合などは、かなりもろかったりします。まさにダムのヒビを思い浮かべてもらえればいいです。
そこに洗脳者がきて、ヒビを突けば簡単にダムは崩壊するんですね。
僕の相談者さんの中でも、完璧主義者だった人間が洗脳に陥るケースが多かったんですよね。
結構わかりやすいんです。隣で観ていると。非常に「完璧な人間を装う」というのは無理してる感が半端ないんですよ。
このタイプDの人間が洗脳に陥ってしまうとめちゃくちゃ反動がやばくて、宗教団体に入った場合、マルチにハマった場合、そちらの方で死ぬほど認めてもらおうと頑張るので、通常の洗脳された人間よりもより厄介なんです。
項目④で紹介した人間と被る人も多いですね。エリート気質で洗脳にハマる人間はこの④、⑤を両方兼ね備えた人がいますね。
要注意ですね。二つも特性を持ち合わせているなんて。
観相学で観ると、こちらは
- 職業などは地位が高いポジションに居る人が多く
- 無理して、高級ブランドの服や靴の容姿。
また、かなりわかりやすい特徴として、
- 頼みごとに対して「No」とほとんど言わない
という特性がありますので、観相師からすれば見抜きやすい相手と言えます。
そして落ちていく場合も、このタイプDは事前に前兆を見せてくれる事も多いので、わかりやすいです。
通常時は詐欺師なども寄ってこないかもしれませんが、ガードがクラッシュした時は、急に防御力がゼロになってしまうタイプのゲームキャラなどを当てはめてもらえるとわかりやすいと存じます。
ポイント
- 完璧主義な人は洗脳にかかりやすい
- 宗教やマルチにハマった場合、通常の洗脳された人よりも頑張るので厄介になる
以上、僕が、今まで観てきた中で、洗脳にかかりやすい人、洗脳にかかった時にどっぷりいっちゃう系の人を何タイプか解説しました。最後の項目です。
6.洗脳にかからない為に
今日は質問返しとして、「観相学」を交えながら洗脳について話してみました。
がしかし、これはあくまで僕の経験上で目についた人たちの話で、研究者・学者が言われるように、人間である以上、誰でも洗脳される事があるでしょう。
いくらトラストリテラシーが高くても、
- 意志が強い
- 鉄の精神を持っている
- 宗教・マルチ・占い系なんて絶対に信用しない
- 引っかかる奴はアホじゃないか?
くらい言う人も中にはいるでしょう。
僕の相談者さんにもきっちり、そういっておきながら、変な霊媒師の霊感商法にずっぽりハメられた人もいてました。実話です。
ハッキリ言える事、人間は「弱い・モロい・寂しがり屋」です。
鉄やオリハルコンで出来ていなければ、水や食料ないと死んでしまう生き物です。
性格やタイプや色々あるのは理解していますが、皆、弱い部分はあるんですよ、人間ですからね。
洗脳を防ぐ方法
僕の推奨する「洗脳を防ぐ方法」は現実的なので行きます。
強くなれとか、弱い心を持つな!ってそう心がけてても、平常心でなくなる瞬間が誰にでもあるので効率的な防御策とは言えません。
では何がまだ現実的かというと、友達・仲間を作っておくことです。
洗脳する人間のもっとも基本的手法はターゲットを孤立させる事に重きをおきます。
自分の言葉のみを相手に信じさせる為です。詮ずるところちゃちゃ入れられると困るんです。
邪魔が入ると洗脳が弱まります。
これは様々な実験によっても証明されています。
ま、当たり前の事ですよ。綱引きならば、こっちに引っ張っているところを、向こう側に人が増えるので、引き込み辛くなりますよね?
相手側の綱持つ人間が増えれば増えるほど、不利です。
なので本日の項目②~⑤に当てはまったタイプの人は沢山、相談できる友達を作っておきましょう。これは結構、リアルな防衛手段です。
そもそも、洗脳されてやすいと思っている人は、そういう集会、セミナー、セッションなどは受けに行かないように、まず避けて人生を過ごしてくださいね。
本日は洗脳の話ですが、一応、「観相学を学ぶ」の授業ですので、自分がどのタイプに当てはまっていかなくても、僕が話した特徴・所作の友人がいたら、それを見抜いて一緒に居てあげてください。
これが観相学を使用した実践的行動です。
ポイント
- 洗脳を防ぐ方法は相談できる友達・仲間を沢山作っておくこと