図解でざっくり解説!
目次
動画でも解説しております
3名のお便りを紹介します
観相学の授業で今日のジャンルを言うならば人の分け方の難しさ、ギャップ、成功と人間性は比例しないという言い方になるんでしょうか。
今言ったものをどれを取ってもらってもいいです、正直。
まずは今日はお便りを何通か読んでからスタートしていきたいと思います。一名面白いメールがきてました。
岩崎泉さん
chobirieさん
ビビるほど成功している人って何かしら悪い事してる印象です。
犠牲の上の成功が成り立っている。。。みたいな。
でも当の本人には悪気が無いので手の施しようがなく、いわゆるサイコパスみたいな感じです。
問題はそのサイコパスがノーマルな役員や管理職へ引き継がれてしまい、地獄のような組織が出来上がってしまう事です。
この場合、上層部の悪事は末端社員へ因果報酬として現る事が有り、理不尽過ぎて見ていられないです。そんな私も因果報酬を受けました。
これがイケイケの日本の大企業ってやつです。
この理論で言うと、現在の日本は犠牲的な大企業で潤っただけでそれを見て見ぬ振りした日本国の悪事であり、その因果報酬を一般の日本国民が受けてる状態なんじゃないかと勝手に妄想していますw
「選挙行かなかった因果応報だ」と言われたら反論の余地は有りませんが
匿名希望さん
先生もご存知かもしりませんが、きっちり会社を辞めて同じような会社を立ち上げました。
本当に速攻潰れててたんで、予言者だ!!って勝手に思っていつか聞きたかったんですが、youtubeチャンネルを観てわかりました。
よろしくお願いいたします。
という3名の方、ありがとうございました。なんとね、まさかの一人はリアルな僕を知っている方からの質問でした(笑)
成功者=人徳者ではない
この3名様以外のお便りで探したいのがあったんですが、見つからなかったんですよね。
どういう内容だったかというと、今日話す事に直結する事だったんですが、よく勘違いされるのが「成功者、富豪が人間的にも出来ている」って思っている人が多いんです。
先ほど読ませていただいた方達は、悪者なのに成功している人の話だったんですが、中には純粋に、「成功者=人徳者だ」と思っている人が多いんです。
ゆえにそう考えている人からの観相学の質問で、「あの人はなんで悪人面なのに、成功者なんですか?お金持ちになっているんですか?」という旨の質問を寄せらるので、今日はその勘違い部分を無くそうという観相学の解説です。
で、お便りをくださった方も書いていましたが、僕の相談者さんの中で富豪・成功者、と呼ばれる人で、かつ人間が出来ている?まっさらなホワイトな人は?といえば、悲しい事にそちら側の人間の方が少ないです。
必殺仕事人のナレーション通りなんですわ。
世の中の 善と悪とを比ぶれば 恥ずかしながら悪が勝つ
という通りです。成功者の中でも。
というか、逆にいうなれば悪い事をしていたから成功したみたいな人が多いんです。
それがイコールになっている人がなぜか多いみたいで、疑問が生まれているんですよね。そこまったく関係ないのを今日はわかってもらいたいです。
確かに名誉毀損罪の問題などがあるので、殺人やDV、詐欺をやってきた人しか僕が取り上げてないから、そんな不安を生んでしまったのかもしれませんね。そこは申し訳ないです。
そこは僕がちゃんと訂正しておきますね。面相が悪人=極悪罪人ばかりではないという事です。
かといってね、今話題の社長や政治家を名指しで紹介したらガチで訴えてくるでしょうからそれは出来ませんから、ちょっと昔の人などで例を挙げたいと考えています、今日はね。
今日はハッキリいって後出しじゃんけんです。
面相じゃなく、その人がやった言動・行動についてです。
そのギャップをわかって欲しいという今日の講座です。変なイメージつけてしまってすいませんという、謝罪も兼ねての授業です。
では本日は皆様が知っているような「偉人」と呼ばれる人で解説していきますね。
ポイント
- 富豪・成功者の中でも人間ができている人のほうが少ない。
- 面相が悪人だからといって極悪罪人ばかりというわけではない。
果たして4人の成功者は人格者なのか
成功者その1:堤 康次郎
まずは「堤 康次郎」氏です。知っていますかね?ちょっと軽めの解説を加えながら話していきますね。
日本の実業家もしくは財界人で、滋賀県選出の衆議院議員として政治家でもあった。
西武グループ(旧コクド及び旧セゾングループ)の創業者。第44代衆議院議長。滋賀県大津市名誉市民。
まぁ顔写真も見て頂きましたが、面相もよくないですよ。でもこの人の経歴だけを見たら、誰もが立派だと言いませんか?
西武グループ創業、衆議院にもなって名誉市民にもなっているんですよ。
でこの人の中身はというと、家庭での康次郎は亭主関白そのものでした。
彼が出かけるときには、使用人ら全員が正座をして見送らなければならなかったし、帰ってきたときには、これまた全員が三つ指をついて迎えなければならなかったみたいです。
子供の返事や対応が気に入らなければ、すぐに暴力に及んだという。
話によれば、ちょっとでも間違った事をいうと鉄拳制裁だったらしいです。
そして有名なのは女性関係です。
愛人の数は有名な女優を含めて、正確な数は誰もわからないし、康次郎本人もわからなくなっていたと言われており、子供の数も不明、100人を超えていたという話まであります。
もちろんね、時代が今と違う、というのは確かにあります。それはね、絶対にあります。
ただ彼を観て、素晴らしい人格者だ、とも言い難いはずです。しかしこんな成功者も稀だというのも事実ですよね?
成功者その2:力道山
次も有名な例をあげますと、やはり「力道山」です。
このサイトは一応若い人も読んでくださっているので、知らない人もいるのではないかと思うので、軽く説明を。
大相撲では関脇まで昇進するも、民族差別や親方とのトラブルが原因で廃業。日系人レスラー・ハロルド坂田と出会ったのを機にプロレスラーに転身。アメリカで修業を積んだ後、1953年に帰国して「日本プロレス協会」を立ち上げる。
翌1954年、世界タッグチャンピオンであったシャープ兄弟との試合や、木村政彦との「巌流島の決戦」により日本全国にプロレスブームを巻き起こす。必殺の空手チョップを振るい外人レスラーを叩きのめすその姿は、敗戦に打ちひしがれていた大衆を大いに勇気づけた。
僕もね、プロレス・格闘技ファンなので、力道山の功績はすごいと思います。「日本プロレス界の父」というのもよくわかります。
ジャイアント馬場もアントニオ猪木も力道山が弟子にしていなかったら、ひょっとしたらいなかったかもしれません。
先ほどの記事にも書かれていた「敗戦に打ちひしがれていた大衆を大いに勇気づけた」というのも本当の事で、街頭テレビの時代、みんなプロレスを見に行ってた映像なども観たことがあります。
まぁ言うならば、戦後のヒーローですよ、間違いなく。
ただ、私生活はというと、全部本当の話かはわかりませんが、素人の人間を殴る、タクシーの運転手を殴る、ホステスを殴るといったような暴力沙汰だらけでした。
こちらも時代が時代ではありますが、この当時、世間で一番日本では強いというようなレッテルが貼られている男が女性を殴ったりするのは頂けませんからね。
色眼鏡を外そう
というわけで、現在の人間だと話せないので、過去の人間の例を挙げさせてもらいました。
質問によくある「成功者なのに、お金持ちなのに~~」という例にはピッタリの例だったと思います。
何を基準に成功者と呼ぶのかはわかりませんがこの二人はどう考えても「成功者」でしょう。しかし、私生活や人間性には「?」がつくと考えます。
まぁ例はこの二人くらいでいいと思いますが、程度は違うものの、現在でもこんなクラスはいっぱいいますよ。
最近ニュースでもよく観ませんか?有名企業の社長が暴力ふるったとか、どこかの会長がわいせつ行為とか、それも一緒の事だと思うんです。
それゆえ、僕が観相学の記事でいっつも口がすっぱくなるくらい言う「フラットにしてみる。色眼鏡を外す。」
要するに「人を観る時は先入観をもたない」という考えが大事なのをわかって頂けたでしょうか?
さきほども言いましたが事件があった後に観ているので逮捕された人など、その人を観る前からすでに「悪人」というイメージが刷り込まれています。
これはね、しょうがないです。誰でもありますから、絶対に。
なのでこの犯罪者を見る時の逆の先入観があるわけなんですよね、成功者には。
「成功者なのでこんな事がするはずがない。」
「偉大な事を成し遂げた人だから、人間的にも素晴らしいんだ。」
という勝手な刷り込みです。
別にそのこと自体は恥じる必要がないんです。心理学でいうところの「肩書の法則」または「ハロー効果」ですから。あって当然なんです。
ただ観相学をマスターするには、
という大事な忠告なんです。
結構、頭でわかっているつもりでも、実際には出来ない事が多いんで、これもそうする癖をつけてくださいね。
ポイント
- 成功と人間性は比例しない。
- 人を観るときには先入観を持たないようにしよう。
成功者その3:マハトマ・ガンジー
たとえば、マハトマ・ガンジーなんて、まったく欲のないお坊さんみたいなイメージ持っていませんか?その職業、メガネ、服装、髪形などから。
「ガンジーが助走をつけて殴るレベル」っていう言葉を解析してみてください。
ガンジーほどの聖職者でも怒るくらいの酷い出来事って事です。勝手に怒らない聖人というイメージがあるからこんなネタに使われているのです。
しかしガンジー自体は異常性欲者で「性欲が抑えられない事を自分でもずっと悩んでいた」と言われています。
成功者その4:マザーテレサ
マザーテレサなんかも同じでしょう。聖母という冠名がついているくらいで、優しく、人助けをして無欲なイメージではないですかね?大体の人のイメージは。
しかし、彼女が死んだ時の貯金は48億円あったと言われています。
フラットで観ることの重要さ
まぁガンジーもマザーテレサも別に悪、善を確定したいのではありません。
こういう話するとね、「その48億円は財団のだから使えなかった」とか、悪いとする人間もいれば、擁護する人間もいるんですよ、まぁそこはどうでもいいんです。
僕が言いたい部分は、そういった人間が今後あなたの周りに出てくるかもしれないから気を付けてくださいよ、という事だけです。
特にあなたを騙そうとする人なんて、「詐欺師でーす!」って言って近寄ってくるわけないんですから。
みんな「僕こそ正しいですよ!」ってお金を取る瞬間までそういうアピールしてくるでしょう。
ゆえに、今日の僕の観相学の授業はフラットで観ることの重要さを掲げたかったんです。
どれだけ修行して、人を観る目を鍛えても、その部分にやられる人間はかなり多いと感じています。
人を観る時は先入観をもたないようにしよう!
で、最初の質問まで少し戻ります。
僕の事を知っていた匿名希望の人、「株式会社UのOさんの部下のYさんが裏切って会社を辞めるから気を付けろ」と僕が言ってた部分。
これイニシャルトークでなく、ガチの社名を名前書かれてたんで焦りましたw僕がイニシャルにしてあります。
これがまさにその出来事で社長はその人が裏切るような人間だと思ってなかったんですよ。
その部下のYさんが優秀でその時までは会社に貢献してきてた人間で、あたりも柔らかい人間だったので。
それで僕が忠告しておいたんです。
社長はその時、「まさかー」と話していました。
社長はそのYさんに絶対の信頼があるから、やっぱり観れないんですよ。
今までの功績によるポジティブバイアスがかかっているんでね。
でも僕はOさんと違い、その彼の事をフラットで観れるわけです。
もちろんその会社でかなり上の地位にもなっているのは事実。そしてその地位になるには大いに貢献したんでしょうが、どうも面相、声、喋り方、所作が信用ならん人間やったんですよね。
ゆえに社長にそれを提言していたわけです。
もちろん何も起こらなかったら良かったです。
ただやっぱりそうなったのは別に予言者でもなんでもなく、そういう気質を見抜いてたって事です。
そしてそんな人間だから仕事が出来たとして、裏切るような人間。プラス、その男の子は、トップでやっていく人間タイプではないのもわかったので、どうせ勝手に独立しても自滅していくだろうと読んだだけの事です。
超能力でも予言でもなんでもなく、仰る通り、人間の種別をくみ取った、ただの観相学です。
まぁ、たまたまその通りになっただけの事です。
本日のまとめ
というわけでどんな人間であったとしてもフラットに観ることが重要という今日の観相学のお話でした。
元々、そういった人間もあれば、金に行き詰って途中で急に豹変してくるタイプなどもいます。
しかしよくコメントで頂く、「成功者であるからイコール人格者である」、という部分はまるっきり外してもらっていいんで、それこそ芸能人であろうが、政治家であろうか、国民栄誉賞、紫綬褒章をもらってようが、一人の人間として観てください。
難しい部分でもあるんです。
見た目だけでみない観相学は、相手を判断する為にその情報を多く入れた方がいいです。
職業や功績や友人関係なども、ただそれは要因の一部で、全部重ねて観ないといけないという事です。
そのなにか偉業を成し遂げたひとつだけを盲信するのが危険という今日のお話でした。