藤田田氏を観相学で観る【偉人観相学】

動画でも解説しております

はじめに

はい、こんにちわ
今日は偉人観相学のコーナーです。やっぱり人間性は顔に出るのでこのコーナーを始めて以来、「悪人観相学と偉人観相学見比べてみると、同じ人間なのにまったく面相が違いますね。」というメッセージを多く頂くようになりました。

面相の写真だけで「この人物が偉人か悪人かクイズ」をやっても誰も間違わないでしょう。それほど、人の生き方というのは顔に出てくるという事ですね。

今現在、顔認証で犯罪者、もしくは今後犯罪を犯すであろう推定犯罪者がわかるＡＩが世界で開発が進んでいるというのも行動やマインド等が顔に現れるという事実ですよね。出来るだけ、そのＡＩに引っかからないような面相の人間になっていきたいですよね。

さて、本日の偉人は、僕たちほとんどの人が間接的に関わっているというか、一度は食べた事はあるファーストフード店の創業者でございます。彼の名は「藤田田」さん。

彼の名前は聞いた事がなくても、彼が創業した「日本マクドナルド」は知らない人はいないのではないでしょうか。僕も年を取ったので、そこまでの頻度では食べなくなりましたが、それでも週に一回、月に４回は食べているそこそこのヘビーユーザーではあります。若い時は月に１０回は行ってました。朝マックだとソーセージエッグマフィン、通常メニューですと、今くるよ師匠呼びでいうところの「お魚のパン」ことフィレオフィッシュをオーダーします。おっとマクドナルド談義をやり過ぎました。

今日はその日本マクドナルド創業者・藤田田さんを観相学で観ていきましょう。いつものように彼の残した功績から語りますので、それはすでに知っている！という方は観相学の項目まで記事をスキップさせてください。それでは本日の項目です。

の三本構成でいきましょう！よろしくお願いいたします。ではまず

1.藤田田氏は何をした人物なのか？

日本マクドナルドやトイザらスなどを創業し、「異色の経営者」「銀座のユダヤ商人」と呼ばれた藤田田氏は、1926年（大正15）年に大阪府で生まれました。父は外資企業の電気技師を務めており、当時としてはかなり裕福な生活を送っていたようで、幼い頃からお屋敷のような家で育ちました。

のちに日清食品の創業者となる安藤百福が3軒隣に住んでおり、交流があったそうです。母が敬虔なクリスチャンだったため、「口」の中に小さな十字架を入れて、「田」と命名したということです。

小学校は尋常小学校に通い、現在でも進学校として名高い北野中学（現在の北野高校）の受験を志しました。しかし担任教師にたびたび生意気な口をきいたことが災いして、内申書の成績がすこぶる悪く、不合格となってしまいます。田は父の了解を得て、浪人してまでも北野中学へ通うことをあきらめませんでした。

近所の人から「かまぼこ板」とあだ名されるほど机に齧（かじ）りついて勉強し、1939年（昭和14年）に念願の北野中学への進学が叶いました。北野中学へ進み、勉学に勤しむほか陸上競技にも没頭しています。また周囲からはヤンチャで通っており、とにかくじっとしていることが我慢できないタイプだったようです。たびたびイタズラしては怒られることを繰り返すいっぽう、なぜか成績は常に上位を保っていました。

1944年（昭和19年）、戦争が激しくなってくると、空襲を避けるために島根県の旧制松江高等学校へ入学します。18歳の頃でした。語学が堪能な父親の影響もあり、ドイツ語を専攻とする文科に入りますが、田は5ヶ語をマスターするほどの秀才ぶりを見せました。

しかし、思わぬ不幸が田を襲います。当時は根治が難しかった肺結核に罹（かか）って命の危機を迎えました。寮の同部屋にいた学友から伝染したと思われ、体調を崩した田は京都帝国大学で診断を受けます。田を診断した結核研究所の岩井教授は、「今ここで電話をして棺桶の予約をするか、すぐに入院して人工気胸を受けるかのどっちかだ。」と問い詰めました。このまま放置すると、あと２ヶ月の命だと言うではありませんか。こうなると一も二もありません。田は即刻入院することを余儀なくされました。

結核の治療期間は2～3年という長いもの。しかし松江高等学校は2年連続で落第すれば退学処分となります。このまま勉学の道が閉ざされることを恐れた田は、とうとう医者と喧嘩して病院を飛び出してしまいました。そして松江の病院へ週に1度通って人工気胸を受けつつ、学校へ通い続けたわけです。「体調が悪い時は寮で寝ていても出席扱いにする」という寮長の温情もあって1年間の休学扱いで済み、再び勉学に励むこととなりました。

浪人時代と、この休学の時期、田はおよそ2年間を棒に振ったわけですが、この間にたくさんの本を読んで多くのことを学び取ったといいます。やがてこの時期が田の人間形成に大きな影響を及ぼします。

松江時代の田は、かなり破天荒な振る舞いをしていたそうで、当時の日本は軍国一色の雰囲気だったにもかかわらず、公然と軍部を批判することも口にしていました。

戦争も末期になると、寮の上級生たちにも召集令状が届くようになり、寮で壮行会が開かれます。その場で皆が形ばかりの挨拶をするのに業を煮やした田は、とうとう怒りをぶちまけました。

一同が静まり返る中、やがて上級生たちは田に「よくぞいってくれた」と泣いて感謝したそうです。

この時期、反戦を口に出すことは憚（はばか）られ、特高に捕まって処罰されることも珍しくはありません。しかし田はお構いなしで自分の思うことを口にし、堂々と主張しました。物事の本質をよく見抜き、大事に臨んだ時の度胸の良さが、まさしく田を特徴づける性格だったわけです。

そんな中、戦争の惨禍によって田は大きな不幸に襲われます。大阪は大空襲によってたびたび焼失し、田が尊敬してやまなかった父が亡くなりました。また兄・弟・妹たちも命を奪われます。そればかりではありません。藤田家は戦災で財産のほとんどを失いました。

田は経済的に厳しい学校生活を送ることとなり、家庭教師をしながら学費を稼いでいたようです。やがて終戦を迎え、日本は軍国主義から民主主義へと舵を切るようになりました。

もちろん終戦直後の混乱期では都会も田舎も関係ありません。松江でも人々は食べ物を確保するために奔走する毎日を送ることになります。

そんな時、田は自らの才能を遺憾なく発揮しました。高等学校同窓会の人脈を使って隠岐島へ渡り、町長と掛け合って魚介類を寮へ入れてもらう約束を取り付けます。さらに島根県庁の物資となっていた木綿の反物を、水泳部のふんどし用に払い下げてもらいました。そればかりでなく、この反物を米や魚と物々交換することで、当時インターハイに出場していた松江高生の食事を賄ったといいます。田が持つ行動力や指導力・決断力は、この頃から豊かな商才として発揮されていたわけです。

やがて1948年（昭和23年）、田は東京大学法学部へ進学を果たします。もっとも東大へ行く動機は授業料が安かったことにありました。学費や生活費を自分で稼がねばならない以上、他に選択肢はありません。東京に出てしばらくして、生活費を得るために、GHQ（連合国軍最高司令部）で行なわれた通訳試験を受け、見事に合格を果たします。

もともと英語が堪能な田でしたが、米軍宿舎に泊まり込んで米兵たちと話し、英語漬けの毎日を送ることにより、田の英語力はますます上達しました。やがて半年もすると流ちょうな英語を話すようになっていました。田はこうして公務員初任給の5倍ほどの給与を手にしたといいます。

経済的に裕福となった田は、高等学校時代とはうって変わって背広にネクタイを締めたスマートな服装をするようになり、頻繁に飲み歩くようになりました。気心知れた飲み仲間として、この頃は太宰治とも懇意にしていたようです。また、太宰が自殺する直前まで酒を酌み交わしていたとも。

当時、米兵たちの中にユダヤ人が一定数おり、仕事上の付き合いもあったようです。田はそんなユダヤ人たちの生き方に大きな感銘を受けるようになりました。ユダヤ人は「ジュウ」と呼ばれて蔑まれていましたが、その商才は目を見張るものがありました。

例えば軍から支給される給料の他に、サイドビジネスで金貸し業を営んで大儲けしていており、彼らはかなり裕福な生活を送っていたそうです。当時のユダヤ人は国家を持たない存在ですから、「金を持つ」ということにバイタリティを持っていました。そして最後に勝つのは金を持っている人間だということを誰より知っていたわけです。

経営者としてのキャリアをスタート

彼らの生き方や考え方に感動を覚えた田は、世界を相手に商売する理想像をユダヤ人の中に見出しました。こうしてユダヤ商法を見習うこととなり、通訳の他にサイドビジネスを始めます。まず神田駅前で露天商を営み、真鍮製の指輪やアクセサリーなどを扱いました。そして世の中の人々が何を欲しているかを見極めようとします。

またGHQにいたユダヤ人兵士の伝手を頼り、過分な外貨割当てを受け取りました。これも彼らの計らいで単身ヨーロッパへ渡り、高級アクセサリーなどを買い付けた上で輸入販売業をスタートさせました。こうして藤田商店を設立し、経営者としてのキャリアをスタートさせます。

またGHQに出入りしていた田は、国際情勢もいち早く手に入れていました。

と、田の予測通り、やがて朝鮮戦争が勃発して日本は好景気に沸きました。戦後の経済復興がいよいよ軌道に乗り、田も実業の世界へと没頭していきます。

1951年（昭和26）年、東大を卒業した田は、迷わずに藤田商店の仕事に取り組みました。また100万円を目標として定期的に貯金を始めています。信用取引ではなくあくまで現金にこだわり、現金を持つ者こそが勝利者になれると田は信じていました。これこそまさにユダヤ人の蓄財（ちくざい）法だと言えるでしょう。この貯金は30年にわたって続けられ、田は1億円ほどを現金で積み上げています。

いっぽう田が信奉するユダヤ商法には厳しい一面もありました。それが商売の厳格なルールです。あらゆる取り決めや約束事は、どんなことがあっても守らねばなりません。一度契約した相手は全力で信頼し、どういう場合であっても契約不履行は許されません。そんな時は容赦なく損害賠償を請求し、コミュニティから排除することが通例でした。

ある時、ユダヤ人が経営する企業から、ナイフとフォーク300万本の発注を受けた田は、製造を岐阜県関の業者へ依頼します。ところがちょうど田植えの時期と重なったこともあり、期限通りに納品されませんでした。そのため当初予定していた船便での輸送ができず、納期に間に合わないという事態に陥ります。日本の商習慣であれば、無理を言って納期を待ってもらうところ、田はそう考えませんでした。

あくまで約束事を守ることがユダヤ商法の前提ですから、絶対にそこは譲れません。そこで田は、飛行機をチャーターすることで納期を守り切ってみせました。もちろん会社は大赤字になったものの、背に腹は代えられません。信用を無くす方が何倍も損失が大きいと踏んだのでしょう。

田の努力が功を奏し、翌年にはナイフとフォーク600万本の発注を受けることになります。しかしここでも製造が間に合わず、仕方なく飛行機をチャーターして大損しました。ところが取引先から思わぬ評価を受けます。「あの日本人なら信用できる」という情報が世界中のユダヤ人ネットワークへ広がり、大きな商売の糧となりました。

マクドナルドとのフランチャイズ契約

1971年（昭和46年）、いよいよ田の事業が飛躍する時がやってきます。それがマクドナルドとのフランチャイズ契約でした。米国マクドナルドの創業者レイ・クロックはユダヤ系実業家であり、フランチャイジーを結びたい日本企業の申し出を断り続けた上で、藤田商店に白羽の矢を立てます。田と1対1で対峙したクロックは「あなたならできる」とハンバーガー事業を勧め、少し考えた田はクロックに対して条件を付けました。

日本で事業を成功させるには、日本人が主役であることが必要不可欠だと主張しました。

条件をすべて飲んだクロックに対し、田はなおも条件を追加します。「ロイヤリティは5%ではなく、2%にしてもらいたい。そうでなければ利益は出ない。」これもクロックは丸飲みし、肝心のロイヤリティも2%で決着しました。

クロックも田に対して条件を提示します。「3年間で店舗数を300店にすること」

しかし田は思いもしないことを口にしました。「いやいや、いっそのこと500店舗にしましょう」と。これにはクロックも驚きました。田の本気ぶりを垣間見た彼は、店舗運営のトップとして日系2世のジョン朝原を送り込みました。

日本でマクドナルドが成功した理由。それは誰もが安心して食べられるハンバーガーを提供するだけでなく、「マクドナルド」という名を誰も知っていて、親しみのある存在にすることでした。例えば英語読みでは「マクダーナルズ」となるところ、「マクド・ナルド」と変え、日本人が発声しやすくなるようにしました。その愛称は現在でも「マック」や「マクド」と親しまれていますね。

また店舗がオープンしてからも、星条旗などアメリカを連想させるものは一切置きません。あえてマクドナルドは日本発祥のものであると思わせ、注意を払いつつ運営しています。こうしてマクドナルドは日本最大の外食チェーンとして成長していきました。

日本トイザらスを設立

さらに1989年（平成元年）に日本トイザらスを設立し、日本の子供たちにおもちゃを安く提供する事業を創業しました。

そのためには問屋を通さず、メーカーと直接取引をする必要があると考えたのですが、日本の法律が高い壁として立ちはだかっていました。それが大規模小売店舗法いわゆる大店法です。大規模小売店を出店するにあたっては、商調協の意見を聞かねばなりません。商調協は既存小売店主たちの意見を代弁するものですから、大規模店舗の進出を快く思うはずがありません。

そこで田は思わぬ方法を取りました。

折しも日米構造協議をおこなっている最中であり、田はアメリカ・トイザラスに掛け合います。

そして「大店法は非関税障壁だ」とアメリカ政府に主張させることに成功しました。他のアメリカ企業にしても、日本の大店法が廃止されれば、日本への進出が容易になりますから、アメリカ政府としても願ったり叶ったりでした。やがて1991年（平成3年）、法改正で商調協は廃止されることになります。

こうしてマクドナルド、トイザらスを成功させた田だったものの、2003年（平成15年）、客数減やBSEなどの問題によりマクドナルドは発足以来、初めての赤字を記録。その責を負った田は、会長を辞任しました。

その後は表立った活動は見せずに亡くなりますが、その経営手腕は現在でも高く評価され、田が著述した多くの書籍も、経営のバイブルとして多くの経営者たちが信奉しています。

と長くなりましたが、ここまでが藤田田氏の一生です。

では次の項目です。

2.藤田田氏を観相学で観る

いつもと同じく観相学で観る前の注意点を話しておきます。

観相学で観る前の注意点

僕は藤田田氏に会った事もありませんし、実物の本人を見たこともございません。

それゆえ、普段僕が直接会って占断する人間のよくてせいぜい７~８割くらいの確度に思っててください。写真や動画のみから面相を判断しますので、通常観相学と異なり、かなり信憑性が下がってしまう事だけはご了承ください。

もうしかしこの偉人観相学コーナー、いっつもメガネ着用画像しかないんですよね（笑）

千原ジュニアのコント「メガネ部」くらいの割合で昔の偉人はメガネを掛けられております。若い時と歳を取ってからですと、随分と雰囲気が違い、歳を取ってからだと見てわかるとおり福福しい七福神のような顔になっています。歳を取られた方が面相的には観やすいのでそちらでいきます。

顔型の診断

顔型は自我が強く、派手な性格でどの分野でもリーダーになるタイプですね。顔の輪郭に頬骨・観骨が出ているのが特徴的で、男性では吉相ですからね。

額の診断

額もここら辺は偉人観相学では皆さん定番の広さ、しかし生え際は少しなだらかなカーブを描いているのがわかるでしょうか？これは頭脳明晰であるが、ユーモアがあるおおらかタイプで、計算できる頭の良さプラスアイデアマン的な部分が光りますが、ひどい場合は大雑把で細かい作業が苦手な場合もあります。

額の診断

額の紋は若い時はありませんが、歳を取ってからは横に二本です。これは吉相とされていますが、この額紋の本数判定は少しだけオカルト要素強めなんで、軽く知っているくらいでいいでしょう。

眉間・眉の診断

しかしながら、眉間の紋が加齢しても無いのは良しです。

眉は良し。良いラインを描き最後が少し散っていますが、上品な感じ。財運良しと観るのが通例でしょう。

目の診断

目はメガネをかけているので大きさ、比率は少しわかりづらいですが、片方が三角眼の雌雄眼と読めます。

非常に独自性が強く、何にでも没入できる、成功者によくありがちなタイプです。目にいたっては若い写真の方が占断しやすいと思われます。

鼻の診断

鼻は誰もがわかる吉相であり、ボス気質、財運や仕事運。鼻の穴が見えてないのもより吉相となります。

耳の診断

耳も垂珠が大きく、これもあまりに簡単な吉相です。

口・顎の診断

口もだらしなそうに見えますが、非常に唇が厚いので人に恵まれ、人を大事にすると捉えてＯＫでしょう。あごもしっかりしていて、ボスの相でありますね。

藤田田の面相での診断

そこそこ観やすい面相ではありました。後出しでもなく、普通に観て吉相の部分が多く、頭の良さ、ユーモア、お金、リーダー、ボスという面ばかりが色んな部分から取れるお顔をされています。まぁ観相師の僕が観ずとも誰が観てもザ・成功者の顔面です。

表情も非常に素晴らしいので、吉相の顔の勉強にふさわしい男性ではないでしょうか？

では最後の項目です。

3.藤田田氏から何を学ぶか？

これは学ぶことが沢山ございます。この藤田田さんは数多くの明言を残しています。それも本になってますので、令和の僕らも沢山学ぶことがあります。

僕が好きな言葉は「人生は不平等である。しかも、この与えられた不平等はどうあがいても変えられないものである。あとは挑戦あるのみである。不平等に屈してはならない」

これこそが、変なオカルトに頼らずに自分で行動しろ！と僕がいつも話している事と同じです。結局は誰もが自分でやるしかないのです。

ソフトバンクの孫さんもこの藤田田氏の助言により、大きく成長したとも言われています。人生に行き詰った時には、この藤田田氏の金言集あたりを観てみると良いアドバイスをもらえるかもしれません！