現在の観相学の嘘
残念ながら、基本的に世間で言われている水野南北氏の流れを組む一般の観相学は他の占術と同じで、現代においては残念ながらアテモノに近いと言わざるを得ません。
実際に他の流派の観相学はほとんどが面相・顔相のみで判断しているもので、とてもじゃないがそれではエビデンスに乏しく、ほぼオカルトよりで残念ながら正しい占断とは言い難です。
別の項目でも書きましたが、
今は江戸時代とは違います。
化粧もあれば美容整形もある現代。
とはいうものの、顔だけでわかるような特徴がある人間がいるのも事実です。
人間が人を見た際に、相手を認知する0.2秒ですら占断できる事も確かにある事はあります。
しかし、僕らが0.2秒で観てわかる人間は、観相学を何もやっていない素人でもある程度わかるくらいのレベルであり、凶悪な犯罪者などがそれにあたります。
顔だけ見ていては意味がない
素人が観てわからない人間や物をわかりたいから、観相師が必要なわけである。
しかし何度もお伝えしますが、
オカルト的に何の根拠もエビデンスもないままの占断をプロとして伝えては、無責任である
と僕は考えるわけです。
人は分からない事、解明したいことに直面します。それは時に仕事だったり、プライベートだったりし、その意多くが人間関係の問題であると思います。 今日は上手くいがず苦しかったけれど、明日、一か月後、一年後少しでも良くなればという思いで、今、関係のある相手を知りたいわけです。
当事者は藁をもすがる思いだと思います。 その当事者の思いにプロとして応えられるように、日々勉強を積み重ねる事はもちろん、今この瞬間に生きる人々の在りようを多軸的に把握する事をし続ける事が重要であり、観相学という学問を常にブラッシュアップしていくことが重要であると考えます。
そして僕は『近代観相学』に行きつくのです。
それでも
ちなみに僕は観相学をやり続けて25年以上経ちます。
しかしそれでも、
- 顔
- 所作
- 癖
- 動き
- 服装
- 匂い
- 話し方
- 声質
- 声の大きさ
- 持ち物
などなど様々な根拠を全て見させてもらった上で、自分に甘く見積もっても、相手の事を見破れる確率は70〜80%と言ったところなのです。
もちろん、僕も人間なのでミスも大いにある。 完璧なんてあり得ません。
だからこそ、僕はよく知っている、顔だけ、つまり面相だけで占断しようとするような
「名前だけ観相学」はハッキリ言ってオカルト
と言いたいのです。 やはり単なるアテモノである事は否めないのです。
おそらくは日本で5本の指に入る程の時間数を費やし、観相学を勉強した僕が言うのですから、そこは間違いないと思ってもらっていいです。
もし、面相だけでわかるという観相師がいるならそれは嘘つきか超能力者です。
そして、超能力者はこの地球には存在しないのです。